大人の虫歯は、半分以上が二次カリエス!?

こんにちは!!歯科衛生士の永田です(^O^)/

 

30度越えの暑い日が続いていますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?

院内でも、家の中でもエアコンがかかせませんが、微調整しながら、何とか今年は夏風邪も全く引かずに元気に働いています(´・ω・`)

 

先日は、須磨水族館のアクアイルミナージュに行ってきました!!

この暑い中、仕事終わりに2時間も場所取りをして、、、(;´Д`)

夜20時からのイルカショーを見てきました☆

お昼のイルカショーとは違って、後ろの壁一面にプロジェクションマッピングで映像が映し出されているので、それだけでも迫力があり、引き込まれる感じがして、
イルカも、思いっきり高くジャンプしたり、高速で回りながらジャンプしたり、前の席の人はバケツ以上の水を浴びていたり、薄暗くてライトアップされて綺麗な場面もあり今まで見てきたイルカショーとは全然違って新しかったので、2時間汗だくでイライラして待ったのも忘れるほど(笑)とても素敵な思い出になりました( *´艸`)

 

来年も、また行きたいです☆

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さて、、、

今月は、「二次カリエス(二次虫歯)」についてお話したいと思います(∩´∀`)∩

 

① 二次カリエスとは
 過去に治療をして、詰め物やかぶせ物を装着している歯が再び虫歯になることがあります。これを「二次カリエスと言います。(カリエス=虫歯)


二次カリエスは、気付きにくく進行しやすいので注意が必要です。それは

  
・一見詰め物が装着されているため違和感に気付かない
  ・表面の穴が小さく、中では大きく広がっている場合がある
  ・神経を取っていると痛みを感じない
などの理由があります。

二次カリエスが発生する確率は高く、大人の虫歯は半分以上が二次カリエスと言われています!

 

② 二次カリエスの原因
(1)歯磨きの磨き残し
 詰め物やかぶせ物と歯の境目には段差があり、その段差に歯垢が溜まりやすいため、健全な歯よりも虫歯のリスクが上がります。

(2)詰め物、かぶせ物の適合が悪い
補綴物は、歯との境目の部分に多少段差が生じてしまいますが、保険適用外のセラミックや金属は歯と滑らかに接着でき適合が良いため段差が少なく、保険でできる銀歯は段差が大きくなり、二次カリエスのリスクが保険適用外の補綴物よりも高くなります。

(3)根管治療(神経を抜く処置)では虫歯菌が残ってしまう
 
神経まで達した虫歯の場合、虫歯菌を全部取り除くことは簡単ではありません。神経を抜いて、歯の内部を無菌化する処置をおこないますが、根管はいくつも枝分かれしている上、曲がりくねっていることもあり複雑な構造です。根管内の虫歯菌を100%取り除くのは困難です。アメリカでも、初めて神経を抜いてその後再発しなかった確率は、根尖部(根っこの深部)まで細菌が浸潤していない場合で90%、根尖部にまで炎症を起こしている場合で80%だそうです。
 残念ながら再発してしまうと、歯の内部で虫歯菌が増殖して虫歯が再発したり、根尖部の歯茎の中に膿が溜まってしまう根尖病巣が起こる場合もあります。

 

 

③ 二次カリエスの予防法
(1)歯と補綴物の境目をしっかり磨く!
 歯と治療した材料の境目を念入りに磨くことが大切です。通常の歯ブラシに加え、ワンタフトブラシで補綴の周囲を磨いたり、歯間ブラシで歯間のプラークもしっかり落とすなどの工夫すると、より予防をすることが出来ます☆

 

(2)定期検診で虫歯の早期発見!
 
前述のように、虫歯が神経まで達してしまうと再発して二次カリエスになってしまう確率が高くなってしまうため、神経を抜かずに済む初期虫歯のうちに治療してもらいましょう。そのためには、長くても一年に一回は定期検診に行って、虫歯のチェックをしてもらいましょう

(3)虫歯になりにくい環境にする
 虫歯の原因となる甘い飲食物の量を控えましょう。ダラダラ食べることもお口の中が長時間酸性にさらされしまうので、時間を決めて食べましょう。

 また、ご自身の免疫力が低下すると、虫歯菌に負けてしまい、根尖病変になって膿んでしまったりもするので、毎日栄養のあるものを食べて体調管理も気を付けましょう。

 

④ まとめ

 みなさんは、虫歯治療をしてかぶせ物や詰め物をすると、治った!もう大丈夫!と安心すると思いますが、かぶせ物や詰め物の歯の方が、健全な歯よりも虫歯になりやすいので、今まで以上に気を付けないといけないことが理解できていないと思います。

 虫歯治療は延命しているだけで一生持つことはあり得ないと思います。かぶせ物のやり替えや、神経がない歯なのに根尖病巣になって膿んでしまったりは、山本歯科の患者様でもよく目にします。ですので、かぶせ物や詰め物をされたら、油断せずに今まで以上に歯磨きを気を付ける事と、まず虫歯を作らないようにしましょう!!

 

 

                 *歯科衛生士 永田*
         *神戸市 須磨区 名谷 北落合 山本歯科医院*

 

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